(今年の年賀状。馬の絵は息子が描きました。)
ウエハースさん、こんにちは。
年末年始個展などでバタバタしていて、やっぱりお手紙遅くなりましてすみません。
まずは、あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願いいたします!
オランダの年末年始はどんな感じでしたでしょうか?

こちらはバタバタしていたとはいえ、しっかりボルダリングには行ったり(目標だった3級の課題を完登できて嬉しかったです!)、わりとマイペースに過ごせました。春に引っ越しをしたばかりなので、年末は簡単な掃除と簡単なお節作り(年々簡素になっていく…)くらいで済ませ、大晦日は引っ越し前の地元の友人宅で、3家族集まって例年の年越しをしました。この3家族は子どもの保育園時代からの友人で、数家族総出でプールに行ったときのドタバタや、大酒飲んで無茶したりした頃の思い出話をしたりして、子どもたちもすっかり大きくなって手がかからなくなり、みんな年を取るはずだよなぁと、まったりしみじみしました。思い返せば、結び付きの強い保育園仲間で、毎週のように一緒に公園で遊んだり、毎月のように集まって飲み明かしたり、子どもが小さかった頃のこの繋がりは、とくに一人っ子のわが家にとっては本当に助けになって支えになって、かけがえのないものだなぁと思います。この時代を一緒に過ごした仲間は一生ものかもしれませんね。息子曰く、みんなでプールに行っていたときは大人たちも年甲斐なくはしゃぐので、子どもたちも子どもたちなりに緊張感を持っていたとか(笑)。
年始2日は、わたしの実家に母と姉一家と叔父(母の弟)とで集まり、こちらも例年通りの新年会をしました。昨年の記事にも書いたかな?小泉家にはお正月恒例の宝珠の玉(龍が手に持っている玉)を書き初めする習慣があって、色紙に(昔は書き初め用紙に)年の若い順で書いていきます。いつからこんな習慣があるのかわからないのですが、わたしが物心ついた頃には毎年行われていた謎の行事です。こちらもまったり談笑しながら、飲んだり食べたりゲームしたり腕相撲したり。夜外を見たら大きな牡丹雪がごうごう降っていたので、今年はちょっとだけ早めに解散となりました。

こんな感じで書きます。
ボルダリングのほうは、年末30日に登り納めをして年始3日に登り初めをしました。年を跨ぎつつも中3日でジムに行ったので店長さんに「既視感!」と言われました(笑)。やはり週1ペースだと現状維持で精一杯かそれ以下なので、願わくば週2、あるいはせめて2週に3回くらいは通えたらいいんですけどね。時期によってはまあまあ難しいですが、今年はもう少し頑張りたいですな。

そうそう、12月10日から28日まで、キャッツミャウブックスさんで個展を開催しました。今回は黒猫を描いた作品だけを展示しました。黒猫とはまだ一緒に暮らしたことがないのですが、いつの頃からか黒猫をよく描くようになりました。容姿が黒い分目が印象的になるので、わたしが伝えたい気持ちを表現しやすいところがあるのかもしれません。会場で配布したリーフレットにも書いたのですが、子どもの頃に思い描いていた平和な21世紀という像が、何も見えていなかっただけだと思い知らされて、重苦しくて不安な世界の情勢を思ったときに、黒猫の姿と目の表情がわたしの気持ちにぴったり合ったような気がしています。できれば白いお腹を丸出しに眠るようなしあわせな猫の絵ばかり描いていたいし、黒猫にそんな気持ちを乗せるようなこともどうなのか? と思うところもありつつ、でも、猫がしあわせに暮らせる世界はきっと皆がしあわせに暮らせる世界のはずで、色々な思いを祈りながら描くことが、わたしなりにできるささやかな抵抗なのかなと思います。
おかげさまでたくさんの方に見に来ていただいて、作品も1点残しましたがそれぞれのお宅へお迎えいただきました。お迎えいただいた先でかわいがっていただけますように…!




23日には、こちらも毎年恒例の、キャッツミャウブックスさんでのキャッツさんと歌人の仁尾智さんとわたしとで開催するトークイベント「絵描きと歌人と本屋の猫ばなし」でした。人前で話すことが苦手で毎回ものすごく緊張してしまうのですが、なんか今回はとてもリラックスして楽しくお喋りできました! いいかげん毎年やっていて慣れてきたかも? あ、キャッツさんのところに新しく来た見習い店員の子猫さんがお披露目されて全員がそれだけで和んでいたからかも! 子猫の破壊力はやはりすごいですねぇ。テーブルの下で丸くなって寝たと思ったら、三毛ならでは(?)の気の強さで手を差し出す仁尾さんに棚の上から唸ってシャーーッ言ったりしてめちゃくちゃかわいかったです。(キャッツさんの覆面トナカイもかわいかったです。笑)

そういえば、オランダの出版社さんからご依頼いただいた書籍イラストのお仕事は、無事お支払いまで完了して出来上がりを待つだけとなりました! 根井さんには色々ご相談に乗っていただき、本当にありがとうございました! 4月頃に発売される予定とのことで、1冊根井さんにもお送りいただくようにしましたのでお楽しみにー! わたしもすごく楽しみです。もし店頭に並んでいる様子など見ましたら、可能でしたら写真を送ってくださいまし。
根井さんちもお引っ越しをなさってはじめてのお正月でしたね。QOL爆上がりとのことで何よりです。ハンモックが吊ってあるお写真を拝見して、あ!わが家と同じハンモックだ! とちょっと嬉しくなりました。めちゃくちゃ気持ちよくありません?ハンモック。猫を膝に乗せながら揺られていると即寝落ちしません?? セナさんはお引っ越しでちょっと禿げちゃったとのことでしたが、もう慣れましたかね。よくなっているとよいです。
それから、地味によく遭遇されるという「人違い」、笑ってしまいましたが、わかる! とも思いました。実はわたしも根井さんによく似た人を2〜3回見たことがあるのです。「あれ?根井さん?……なはずないわ、オランダだもの」と、ボルダリングジムで思ったり。その人は登っている後ろ姿もそっくりでした。でも知り合いと間違えて握手されたりってよっぽどですね。一体何人ドッペルゲンガーがいるんですか??(笑)
世界的には新年早々アメリカがベネズエラを攻撃して大統領を拘束したり、ちっともおめでたくない情勢で気が滅入ります。滅入るくらいならまだよいですが、本当にきな臭くなってきて、本当に怖いです。戦争は絶対に嫌です。パレスチナだって何ひとつ状況が好転しないし、世界には課題が山ほどあるなか、これ以上懸念材料増やしてくれるなと心から思います。歴代猫たちと父の写真が置いてあるお仏壇コーナーにお水をお供えするときに祈ることがどんどん広範囲になって増えていって、あちらで猫たちも父も困っているかもしれませんね。考えるほど気持ちは萎えていきますが、たしかに仰るとおり、わたしたちは元気に前を向いていたいですね。できることはあるはずだし、未来を諦めずに前を向いていきたいと思います。
根井さんは新しいお仕事の方は慣れましたでしょうか? 引き続きくれぐれもご自愛くださいませ。それではまた!
