花豆さん
こんにちは。お元気ですか?
東京はまだ寒いですか?
こちらオランダは朝起きても真っ暗な時期に少しずつ終わりが見えてきて、日が伸びているのを日々実感しています。
とはいえ雨や曇りも多いので朝の明るさを感じられても終日どんよりという事もしばしばで太陽が顔を出すだけでもテンションが上がってしまいます。まさに陽気。
昨年の11月は朝、目を覚ましても真っ暗、連日雨という状況が続き(オランダの平均よりも多い雨の日だったようです)、天気というのは体だけでなく心にも大きく作用する事を実感するほどにダウナーでした。
ダウナーな時に布団に横になっているとそのまま布団の中から闇に飲み込まれてどこまでも落ちていってしまうような錯覚に陥る事があります。そんな時にこちらの都合などお構いなしのマイペースさでドスンとお腹の上を横断してニャーとひと鳴きして足元でくるりと丸まって寝る猫の存在に何故かとても救われる気持ちになります。ただ乗っかられて重いですが…。
こちらでは(この国なのか住んでいる街のみなのかはまだ分かりませんが)猫をよく見かけます。家の中だけでなく家の外を気ままに闊歩していたり、喧嘩していたりして自由だなぁと思うのですが同時に「迷い猫。探しています!」という張り紙もよく見かけたり、「うちにも猫がいたけれど車に轢かれてしまって……」なんて話をしばしば耳にするので相変わらず我が家は完全室内飼いです。
さて、日本を発つ前から何かしら往復書簡的なやり取りができたら楽しそうと思っていましたが、こうやって相手の事を考えながらつらつらとキーボードをタイプするのはなかなか気分がいいものです。高校生の頃に中学の同級生と文通をしていたのを思い出します。(当時はLINEはおろか携帯電話すら身近にはなかったのだぞ若人の皆さん)
手探りで進めながらですが互いに楽しいと感じられるやり取りになればいいなと思っています。