花豆さん、お手紙ありがとうございます。
はこちゃんの写真を見るたびに大きくなっていて成長を感じます。可愛いですね。
こちらも三寒四温という感じで10度を超える日もあったかと思えば6度になったりと1週間単位で気温がコロコロ変わっています。また朝の冷え込みが強いこともあり、1日の気温の差が激しく、日々何を着ればいいかと服装に悩みます。とはいえ晴れの日が増えるだけでなく、日差しにも春の力強さを感じるようになり、自然と心がウキウキしてしまいます。特に今シーズンは12月に10日連続で太陽が出なくてニュースになるくらいだったので(1月にもそんな感じのニュースみた記憶があるのですが見つけられず……)外が明るい日が増えてくる事の嬉しさと言ったら!
オランダというか北欧全般にだと思うのですが。こちらでは秋から冬は本当に太陽が出ないので季節性の鬱になる人も多く、日照時間が減るのでビタミンDのサプリを摂取するのが一般的だったりします。
そういえば季節性鬱になったらやはりホームドクターにかかるのかなぁ。ホームドクターも医者の数が不足してなければいいのでしょうけど、「どうせ医者に行ってもその頃には症状も終わってるし」とかそんな感じでそもそも予約する事すらしない人も多いので、現状機能しきれていない気がしています。
小泉家は1月に続いて今月もバタバタが続きそうですね。引っ越しも無事に終わったようですが猫もすぐに探索を始めてますか?それともどこかに隠れがち?
新居は改修が終わってないのではと予想してますが、我が家もあれこれ修繕しながら住んでいます。以前も書いたかも知れませんが、今住んでいる家は結露がひどく、窓際についてる木の台(窓台でいいのかな)に水がどんどん溜まって、膨らんでしまうほどなのですが、特に結露の酷い子供の部屋の窓台がボロボロになってしまいました。ボロボロなだけでなくグラグラもしてきたので外すことにしたのですが外してびっくり、その台は窓下の出っ張りに接着剤でくっつけてただけでした。結局、大家さんと話してそこに新しく窓台はつけない事にしたのですが、接着剤で留めていた所を中心に壁がほろほろと剥がれて凸凹になったので壁補修用の石膏クリームを購入して修繕する事に……。幸い大家さんもいい人なので、修繕にかかる石膏クリームやコテの購入費用は負担してくれるのでオランダの家ってこんな感じで作られてるのかという発見と体験をそれなりに楽しみながらやってます。
そういえば僕のお店(NENOi)の内装も、壁や天井は友人にも手伝ってもらってペンキ塗ったなぁと写真を見ながら思い出してしました。
バタバタといえば節分鬼ウン◯事件は笑ってしまいました。「それどころじゃない!」と言いながら豆を投げつけていて結果的にせよ節分の作法に則っているのもなか味わい深い面白さでした。我が家は節分は後で豆を回収するのが面倒なのもあってあまりやってないなぁ。
そんな忙しい中でも展示に精力的に参加されていて、ということは製作もしているということですごいなぁと思うことしきりです。黒猫シリーズいいですね。本物を間近で拝見したかったです。(これは油彩ですか?アクリル?)
中村哲さんといえば我が家の自転車は街の中古自転車屋さんで購入したものを日々使っているのですが、このお店のオーナーがアフガニスタン出身の人で初めてその店に行った時、僕が日本人だとわかると、中村哲さんの話が出てきて本当に偉大な方だったんだなと実感しました。こちらにいると多くの人たちからは「日本人」ではなく「アジア人」とみられてる事を感じますが、同時にそういうエピソードに自分は「日本人」だと感じますし、これまで多くの日本人の人達によって支えられている部分も大きいなぁと折に触れて思います(わかりやすい例だとアニメとかですかね。アニメ好きな人はそれだけで少し好意的にこちらに接してくれるように思います)。
僕の方は3月の中頃に卒業式があり、バタバタしていました。僕自身「式」と付くものはそんなに好きな方でもないので、やや困ったなぁと気持ちでいたのですが、それでも教えていた子たちが卒業するというのは感慨深いものがあるものですね。
村上春樹のシドニーオリンピックのルポ『シドニー!』で開会式を現地で見た村上春樹が「セレモニーとかそういうのはそんなに好きじゃないからずっと居心地の悪さみたいなものはあった。けれどその幾つは本当に素晴らしかったし正直、感動を覚えた」というような事を書いていたような気がするなぁ、そういえば村上春樹は結婚式に出てる最中に眠くて眠くてたまらなくなってフォーク落としたりする男性が出てくる短編なんてのもの書いてたよなぁ。タイトルなんだっけ?(答えは『眠い』<カンガルー日和>収録)。短編を書いていた当時はご本人もそうだったのかも知れないけれど、シドニー五輪の開会式もきちんと見てたわけだし、最近ではご自身の母校の入学式とかに出席されたりもしていてセレモニーにも慣れたのかしらん。などと式が終わってからは自身の感慨や居心地の悪さなどを勝手に村上春樹に仮託して、現世と常世の狭間を揺蕩っていたりもしました(要は春休みなって気が抜けた)。
とはいえ、時間もできたので5月にで今年も出るフルマラソンの準備も兼ねて、3月の後半はなるべく走ってみようとそれまで週に1回程度だったジョギングを回数増やしてみています(この2週間で累計走行距離70キロちょい)。
いざ走る回数を増やしてみると実感するのですが、スポーツ漫画とかで「毎日ジョギング10キロ」みたいな事をしているキャラが結構いるけど気軽に毎日10キロとかいうけど結構大変よ?走るのも洗濯する人もと思ってしまったりしています。
こちらは先の日曜日にデイライトセービング(所謂サマータイム)ということで夜中の時間が1時間進みました。日本との時差が8時間から7時間になって少し縮んだのはいいような気がしますが、この1時間のずれが地味にリズムを狂わされ変な感じがします。毎年廃止の議論が起きているみたいなのですが、結局今年も継続となりちょっと残念な気持ちです。
この時間変更影響か今日は寝ても寝ても眠く、それこそ『眠い』の主人公みたいに眠気に襲われ続けています。
そういえば日記の方は続いていますか?お忙しい時期は書くのも大変かもですが、3行メモだけでも残しておくと何かの折に読み返す時などに発見があったりして。結構面白いですよ。それこそ新居への期待と共にある節分鬼ウン◯事件も起きたあの家を去る寂しい気持ちなんかもどこかに残しておくとか。
次回は忘れなかったら、ここ最近、読んで面白かった本の事でも書こうかなと思います。引越し先でもお友達ができるといいですねと祈りつつ今回はこの辺で。ではまた。
